更年期の不調がヨガでラクに!アラフィフ女性のための簡単セルフケア

こころと身体を整える

みなさん、こんにちは! ケロロです。

「最近、寝つきが悪い」「ちょっとしたことでイライラする」──
そんな更年期の不調に悩んでいませんか?

私も40代半ばを過ぎたあたりから、体も心も揺らぐ日々を過ごしていました。
そんなときに出会ったのが“ヨガ”です。最初は半信半疑でしたが、続けるうちに呼吸が深まり、気持ちが落ち着き、体の不調も少しずつラクになっていきました。

この記事では、私の体験談を交えながら、信頼できる研究データをもとにした更年期症状を和らげるヨガの効果や、おすすめのポーズをご紹介します。

※この記事は、体験談に基づく内容です。持病がある方や不安な方は、ヨガを始める前に専門家や医師に相談してください。

更年期の不調はなぜ起こる? 原因と主な症状

更年期は女性ホルモン「エストロゲン」の減少により、自律神経が乱れやすくなります。
その結果、以下の症状が現れやすくなります:

  • イライラ・気分の落ち込み
  • 眠りにくい・寝ても疲れが取れない
  • ホットフラッシュ(ほてり、汗)
  • 肩こり・頭痛・倦怠感

日本産婦人科学会でも、ホルモンバランスの変化が更年期症状の原因になると報告されています。

ヨガが更年期の不調に効く理由

自律神経を整える呼吸の力

ヨガで行う呼吸法「プラナーヤーマ」は、交感神経の働きを抑え、副交感神経を活性化してリラックス状態を促すことがしられています。

 ヨガの研究では、更年期の女性を対象に、8週間のヨガプログラム(呼吸法を含む)を実施したところ、自覚ストレスや更年期の症状が有意に改善したと報告されています(Chattha et al., 2008)。
 このことから、ヨガの呼吸法は、更年期特有のストレスや不調を和らげる効果が期待できると考えられます。

呼吸と瞑想でストレス軽減|運動だけでは得られないリラックス効果

ヨガは、ポーズ(アーサナ)だけでなく、「呼吸法」や「瞑想」を組み合わせることで、心と体の両面からリラックス効果を高めます。
この“動き+呼吸+マインドフルネス”の相乗効果が、ストレス対策として注目されています。

更年期女性も対象とした研究では、ヨガが副交感神経の活動を高め、自律神経のバランスを整える効果があることが示されています(Journal of Physical Fitness, Medicine & Treatment in Sports, 2020)。
こうした結果から、一般的な有酸素運動や筋肉トレーニングとは異なるアプローチで、自律神経を整え、ストレスを和らげる効果が期待できると言えます。

【体験談】ヨガで「朝スッキリ」が増えた!

私自身、更年期の初期に寝つきの悪さや朝のだるさを感じていました。
そこで朝にヨガを取り入れてみたところ、その日は「体が軽い」「気持ちが落ち着いている」と感じることが増えたんです。

もちろん、すべての人に同じ効果があるとは限りませんが、呼吸に意識を向けながら体をゆっくり動かす時間をとることで、頭と体がリセットされる感覚を実感しています。
研究結果と自分の体験、両方の面から見ても、ヨガは更年期の不調ケアとしてとても取り入れやすい方法だと感じています。

朝ヨガをする人への注意点

朝起きてすぐは筋肉や関節が硬くなっているため、いきなり前屈やねじりのポーズを行うと怪我の原因になります。
厚生労働省の健康づくりのための身体活動・運動ガイドの中でも、ウォーミングアップをしてから運動を始めることが推奨されています(厚生労働省 健康づくりのための身体活動・運動ガイド)。

ワンポイントアドバイス
ベッドの中で仰向けに膝を抱えてゆらゆら揺れる、肩を回すなどの簡単な運動で体をほぐしてからヨガポーズに移行すると安全です。

 健康長寿ネットでは、ウォーミングアップの目的と方法を紹介しています。よかったら参考にしてみてください。

更年期の症状別おすすめヨガポーズ5選

症状ポーズ画像イメージ呼吸・意識ポイント
イライラねじりのポーズ(座位で上半身をねじる)吐く息で上半身をねじる
不眠・疲れシャバアーサナ(仰向けで手足を伸ばす)全身の力を抜き、ゆっくり呼吸(12週間介入で改善報告)
肩こりキャット&カウ(四つん這いで背骨を丸め伸ばす)息を吸って背中を反らし、吐きながら丸める
ホットフラッシュ前屈ポーズ(座位・立位で前に倒れる)息を吐きながら前屈、無理せず
全身の巡り太陽礼拝(簡易版:立位で手を上げ下ろし)呼吸に合わせて無理なく動かす

ヨガを続けるための3つのコツ

  • 15分からでOK:続けることに意味があります
  • 今日は呼吸だけでもOK:自分に優しく取り組む
  • 動画やアプリを活用:初心者も無理なく習慣化できます

まとめ|更年期の不調はヨガでやさしくケアできる

ヨガは、更年期の不調をやさしく和らげる有効な手段です。
科学的な研究や公的機関の情報を参考にすることで、安心して取り組めます。
「体が硬い」「朝が苦手」でも、深呼吸→軽く体をほぐす→ポーズの順序で無理なくスタート可能です。

ぜひ、自分のペースでヨガを生活に取り入れてみてください。

また、『太極拳』もアラフィフ世代の女性におすすめの運動です。こちらの記事に紹介しているので、興味ある方はぜひご一読ください。

ここまで読んでくださってありがとうございました。次の記事では、ケロロの更年期症状への対策の第二弾として、『睡眠』についての取り組みを紹介したいと思っているので、そこでまたお会いできるのを、楽しみにしています。

参考にした研究・公的情報

本記事の内容は、私の体験に加えて、以下の研究や公的機関の情報を参考にしています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

・日本産婦人科学会「更年期障害」
公式サイトを読む

・Chattha R, Raghuram N, Venkatram P, Hongasandra NR.「Treating the Climacteric symptoms in India women with an inbtegrated approach to yoga therapy: a randomized control study」
公式サイトを読む

・Unspecified.「Effect of yoga on autonomic nervous system function in females」
論文を読む

厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」
ガイドを読む

・健康長寿ネット「ウォーミングアップの目的と方法」
公式サイトを読む

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