アラフィフの趣味の見つけ方|好きなことがわからない時のHobbyのすすめ

いきいきする暮らしのヒント

アラフィフになってから、

「楽しいってなんだろう」

「前みたいに夢中になれない」

そんなふうに感じる瞬間が増えていませんか。

家族のこと、仕事のこと、周りの期待。気づけば、“自分のための時間”は後回しになり、心のエネルギーが少しずつ削られていく。

こんにちは。つきりんです。

私も家族のことや周りの人の期待に応えることばかりで、ふと立ち止まったときに思ったことがありました。

「昔はもっとワクワクできたのに、今は何に心が動くんだろう…」

その瞬間、少しの間呆然としたような、感覚がありました。

忙しさと責任が増えるほど、“好き”や“楽しい”という感覚が薄れていき、気持ちも重くなっていたのだと思います。

でも実は、“ 好きなことに触れる時間” には、心をふっと軽くする力があります。

それは、特別な趣味じゃなくていいし、上手である必要もありません。

ただ、『少しこころが動くもの』に触れるだけで、私たちの内側では、小さな回復が静かに始まります。

この記事では、Hobby(=楽しいこと・好きなことに触れる時間)が心を軽くする理由と、『楽しい』がわからない時のHobbyの見つけ方を、私自身の体験と心理学の視点からやさしくまとめました。

この記事でわかること
  • アラフィフで「好きなことがわからない」と感じる理由
  • 日常の小さな心の反応から“好き”を見つける方法
  • Hobby(楽しいこと・好きなことに触れる時間)を取り戻すための5つの方法

⚠️この記事は、私自身の体験と公認心理師としての知識をもとに書いています。心や体の不調には個人差があります。心身の不調を感じる場合は、無理をせず、医師や専門家にご相談ください

Hobby =“楽しいこと・好きなことに触れる時間”という考え方

アラフィフになると、やらなければいけないことが増え、気力の波も大きくなり、

「なんとなく疲れて動きたくない」

「気持ちが晴れない」

そんな日が増えてしまうのは自然のことです。

私自身も気力や体力の変化に上手くついていけず、毎日がどこか重く感じる時期がありました。

動く気にもなれない日が続き、大好きだったオシャレにも意欲が湧かなくなり、センスも鈍ってきているように感じていました。

ある日、鏡に映る自分を見て思ったんです。

「このままの自分を好きになれない

その瞬間、気づきました。
私、全然“自分の好き”に触れていなかったんだ、と。

そこから少しずつ、好きなことに触れる時間を意識して取り戻すようになりました。

アラフィフになると「趣味を見つけなきゃ」「何かに夢中にならなきゃ」と考えてしまいがちですが、本当に大切なのは、

「何をするか」ではなく、「その時間に少し心が動くかどうか。」

大きな趣味じゃなくていい、特別なスキルもいらない、誰かに見せる必要もない。

ただ、

「あ、ちょっと好きかも」

「なんとなく心が軽くなる」

そんな小さな感覚が生まれる時間こそが、Hobby(=好きなことに触れる時間)の本質です。

私自身、好きなことに触れる時間を意識するようになってから、少しずつ気持ちが軽くなっていきました。大きな変化ではありません。でも、「今日も少し楽しかったな」と思える日が増えていったのです。

アラフィフになると「趣味がない」「好きなことがわからない」と感じることがあります。でも、それは決して特別なことではありません。

家族や仕事を優先してきた時間が長かったからこそ、自分のための楽しみを忘れてしまうこともあるのです。

私がHobby(楽しいこと・好きなことに触れる時間)を思い出したきっかけ

アラフィフになって、「なんとなく疲れている」「気力が湧かない」そんな日が続いていた頃。

ある日、ベランダで空をぼんやり眺めながら、深呼吸していたら、ふっと胸の辺りが軽くなる瞬間がありました。

そのとき気づいたんです。

「あ、こういう小さな喜びが、心のエネルギーをそっと満たしてくれるんだ」

大きなイベントじゃなくていい。特別なことをしなくてもいい。

思い返してみると、周りの期待や評価に応えようと一生懸命になり過ぎて、気づけば自分のことはどこかに消えていました。

そこで、

「小さな好きに触れることからまた、始めていこう」

そう思えるようになったのです。

そして最初の一歩として始めたのが、バケットリスト(=やりたいことリスト)を書くことでした。

もし「何から始めたらいいかわからない」と感じているなら、書くことはとても良い入り口になります。
バケットリストの作り方については、こちらの記事で紹介しています。

アラフィフからのHobby(楽しいこと・好きなこと)の見つけ方

『探す』よりも、『気づく』ことから始まる

好きなことや楽しいことを見つけようとすると、つい「何か特別なことをしなきゃ」と思いがちです。

でも、心理学では、『興味は、日常の小さな反応から芽が出る』と言われています。

つまり、“心がふっと動く瞬間”に気づくことが、楽しいことの入り口なのです。

①小さな心の反応を拾う

楽しいことは、探しに行くよりも、日常の中でふっと顔を出します。

  • この色、きれい
  • この香り、なんか好き
  • このページ、ちょっと心に残る
  • この音、なんか落ち着く
  • この話、もっと聞きたい

こんな一瞬の心の反応が、“楽しい”の入り口になります。

②「やってみたい」を言葉にしてみる

心が動いた瞬間に気づいたら、それをそっと言葉にしてみる。

  • 「もう少し知りたい」
  • 「ちょっと試してみたい」
  • 「またやってみたい」

このほんの少しの前向きさが、好きなことを見つける最初の芽になります。

書き留めてもいいし、スマホにメモしてもいい。
大事なのは、「気づいたことを流さない」ことです。

③小さく試してみる

興味は触れてみることで本物になります。

行動心理学では、『行動は、小さく始めるほど続きやすい』と言われています。

  • 本を1ページだけ読む
  • 香りについて1つだけ調べてみる
  • 散歩を5分だけする
  • 写真を一枚だけ撮る

小さくてもいい、続かなくてもいい。
『触れてみた』という経験が、次の好きにつながっていきます。

私も、ファイナンシャルプランナーに興味が湧いたとき、まずは本を1冊買うという小さな一歩から始めました。その小さな行動が、私にとっての変化のきっかけでした。その体験については、こちらの記事でお話ししています。

④「続けたい」と思えたら、それが楽しいこと

努力して続ける必要はありません。

自然と手が伸びるものだけが、あなたの『本当の好き』なのです。

⑤バケットリストは『楽しいことの地図』になる

書き始めたバケットリストは、まさにこの“気づきの地図”です。

  • 心が動いたこと
  • やってみたいこと
  • もう一度触れてみたいこと

それを並べていくと、あなたの“楽しい”“好き”が少しずつ形になっていきます。

また、心理学では、『興味は連鎖する』と言われています。

  • 新しい体験
  • 初めてみる景色
  • ちょっとしたチャレンジ

こうした外の刺激が内側の好きとつながり、次の興味を生み出していきます。

私自身はバケットリストを書くことで『好き』を思い出していきました。一方で、共同著者のケロロは、新しいことに興味を持ち、実際に行動して世界を広げていきました。

興味の育て方にはさまざまな形があります。ケロロの記事も、あなたの「やってみたい」をそっと広げてくれるヒントになるかもしれません。

まとめ|自分の好きなことに触れる時間を大切に

今回ご紹介したHobby(好きなことに触れる時間)は、私が大切にしている『3つのH(Health・Habit・Hobby)』のひとつです。
この『3つのH』については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

アラフィフは、これまで誰かのために頑張ってきた時間を振り返りながら、これからの自分の人生を見つめ直す時期でもあります。

だからこそ、

「何が好きなんだろう」

「どんなことをしていると心が動くんだろう」

と、自分に問いかける時間はとても大切です。

Hobbyとは、特別な趣味や大きな挑戦ではなく、自分の心が少しだけ軽くなる時間

もし今、「何が好きかわからない」と感じているなら、まずは日常の中にある小さな心の反応に気づくことから始めてみませんか?

そんな小さな一歩が、忘れていた「自分の好き」と再会するきっかけになるかもしれません。

参考にした研究・公的情報

本記事の内容は、私の体験に加えて、以下の心理学の研究や公的機関の情報を参考にしています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

・田中瑛津子、市川伸一「学習・教育場面における興味の深化をどう捉えるか ―鼎様相モデルによる諸研究の分析と統合―」
論文を読む

・厚生労働省 健康日本21アクション支援システム「行動変容につながる健康づくり編」
テキストブックを見る

・Sabine Sonnentag「The recovery paradox: Portraying the complex interplay between job stressors, lack of recovery, and poor well-being」
論文を読む

・Barbara L. Fredrickson「The broaden-and-build theory of positive emotions」
論文を読む

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