最近の物価高で、「節約しなくちゃ…」と感じることが増えていませんか?
でも、『節約』と聞くと、みなさんはどんなイメージを思い浮かべるでしょうか。
私・ケロロにとっての節約は、どちらかというと「我慢」や「気分が落ち込むもの」というイメージがありました。
以前、家計簿をつけながら節約を頑張ってみたところ、思うようにお金が残らず、家計簿を見てはため息をつくことも少なくなかったからかもしれません。
そんなときに手に取ったのが、以前から気になっていた『71歳、年金5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活』です。
読み終えて一番印象に残ったのは、具体的な節約術だけではありませんでした。
「お金をどう減らさないか」ではなく、「今ある暮らしをどう楽しむか」という考え方です。
その視点に触れたことで、「節約」のイメージが少し変わったように感じました。
今回は、本書を読んで心に残ったことや、私自身が感じたことをご紹介したいと思います。
※本記事は、私自身の読書体験と感想を中心にまとめています。本書の内容の受け取り方や感じ方には個人差があります。
今日のキラキラ本│『71歳、年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活』
『71歳、年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活』
著者:紫苑
出版社:大和書房
この本は、私の「節約=我慢」というイメージを少し変えてくれる一冊でした。
節約のテクニックだけではなく、「今の暮らしをどう楽しむか」という工夫が、著者の実体験を交えて紹介されています。
こんな方におすすめ
- 節約が苦手だと感じている方
- お金のことを考えると疲れてしまう方
- 暮らしをもっと楽しみたい方
- アラフィフから生活を見直したい方
一つでも当てはまる方は、きっと新しい発見がある一冊だと思います。
①『食費を切り詰める』から『おいしく工夫する』へ

本書を読んで最初に印象に残ったのは、『節約の軸』の置き方でした。
著者の紫苑さんも、はじめは「食費を切り詰めよう」「生活費を減らそう」と、お金を中心に考えていたそうです。
でも、それだけでは毎日の暮らしが楽しくない。
そこで、「安くて美味しい食材は何だろう?」という視点に変えたといいます。
その答えが、旬の食材でした。
「昨日は美味しかったのに、今日は少し違うな」
「どうしたらもっとおいしく食べられるだろう?」
そんなふうに料理そのものを楽しみながら工夫するようになり、自然と満足できる食生活につながっていったそうです。
私はこの部分を読んで、「節約をしている」のではなく、「生活を楽しんでいる」のだと感じました。
一方、これまでの私はというと、
「本当はこれが欲しいけれど、高いから我慢しよう」
というように、お金を基準に考えることが多かったようにと思います。
だから、節約をしているつもりでも、「我慢している」という気持ちばかりが残ってしまっていました。
でも紫苑さんは、お金ではなく、「今あるものをどう楽しむか」に目を向けていました。
その違いが、「節約は苦しいもの」という私のイメージを変えてくれたように思います。
食事だけでなく、住まいやファッションについても、
「どうしたら今あるもので、心地よく暮らせるだろう」と考える姿勢が、本書全体を通して伝わってきました。
②節約は「我慢」ではなく、「考えること」

本書の中で、私が特に心に残った言葉があります。
「節約とは、一円でも安い店を探すことでも、ティッシュや洗剤の量を減らすことでも、安ければいいと身体によくない食べ物を摂ることでもないんですね。」
(『71歳、年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活』より)
この言葉を読んだとき、「そうだったんだ」と目から鱗が落ちるような気持ちになりました。
これまでの私は、「節約」と聞くと、「できるだけお金をつかわないこと」だと思っていました。
でも本書を読むと、紫苑さんが大切にしているのは、
「限りあるお金を、紫苑さんにとって本当に価値のあることにどう使うか」
を考えることなのだと感じました。
だからこそ、
「安くておいしい食材は?」
「自分が心地よく過ごせる部屋は?」
「本当に似合う服って何だろう?」
そんなふうに、自分自身に問いかけながら暮らしを楽しんでいる様子が伝わってきます。
読んでいて感じたのは、節約は単に我慢を重ねることではなく、「自分にとって大切なものは何か」を考える時間でもあるということです。
私自身、これまでは「節約しなきゃ」と焦るばかりでした。
でも、この本を読んで、「何を減らすか」よりも、「何を大切にしたいか」を考えることの方が、毎日の暮らしを豊かにしてくれるのかもしれないと思いました。
紫苑さんの節約術を読んで、ケロロは安易な節約のやり方しかしておらず、そのためお金にとらわれ、限りあるお金の中で、余計不安になっていっていたのだなと思いました。
しかし、紫苑さん流節約術は、自分を知り、いかにお金を遣うのかを考える作業が中心にあり、自分の心と身体が豊かになるだけではなく、考える習慣にも繋がりそうだと感じました。
節約は、お金を減らさないための工夫ではなく、
「自分にとって本当に大切なもの」を見つめ直す時間でもあるのかもしれません。
☞ 「自分にとって大切なもの」を考えることは、自分を知ることにもつながります。
興味のある方は、こちらの記事もぜひ読んでみてください。
③見る視点を変えるだけで、暮らしはもっと楽しくなる

今回、この本を読んで改めて感じたのは、「見る視点を変えること」の大切さです。
「節約」と聞くと、「できるだけお金を遣わないこと」と考えがちです。
私も以前はそうでした。
だから、「欲しいけれど我慢しよう」「これもやめておこう」と、お金のことばかり考えてしまい、気づけば節約そのものがストレスになっていたように思います。
でも、紫苑さんは違いました。
「旬の食材をもっとおいしく食べるには?」
「今ある部屋を、どうしたらもっと心地よくできるかな?」
「自分に本当に似合う服って何だろう?」
そんなふうに、お金ではなく「暮らしを楽しむこと」に目を向けていました。
その結果として、節約にもつながっていったのです。
この考え方に触れたとき、私は心理学でいう「リフレーミング」という言葉を思い出しました。
リフレーミングとは、物事を違う視点から見てみる考え方のことです。
もちろん、本書が心理学について書かれた本というわけではありません。
ただ、「見方を少し変えることで、気持ちが軽くなることがある」という点に、私は共通するものを感じました。
アラフィフになると、体力や環境の変化、お金のことなど、若い頃とは違う悩みが増えてきます。
だからこそ、「今までと同じようにはできない」と考えるより、
「今の自分だから楽しめることはなんだろう?」
と視点を変えてみることも、大切なのかもしれません。
もちろん、すぐに考え方を変えるのは簡単ではありません。
そんなときは、今日の食事や部屋の過ごし方など、身近なことを少しだけ工夫してみる。
そんな小さな積み重ねが、
「今の暮らしも悪くないな」
と思えるきっかけになるような気がしました。
☞ 視点を少し変えることや、小さな挑戦を積み重ねることは、毎日の暮らしをより楽しくするきっかけになるかもしれません。
そんな「小さな挑戦」については、こちらの記事でも紹介しています。
おわりに
『71歳、年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活』を読んで、私が一番心に残ったのは、「節約テクニック」ではなく、「暮らしを楽しむ考え方」でした。
「今あるもので、どうしたら心地よく暮らせるだろう」と考えてみる。
その視点があるだけで、毎日の暮らしは少し豊かになるのかもしれません。
アラフィフになると、お金やこれからの人生について考える機会が増えます。
そんなとき、この本は「今ある暮らしを楽しむ」という新しい視点を与えてくれる一冊でした。
気になった方は、ぜひ手に取ってみてください。
これからも「大人のキラキラ探検隊」では、毎日の暮らしの中で見つけた気づきの中から、
「これ、いいかも」と思える小さな発見をお届けしていきます。
参考にした研究・公的情報
本記事の内容は、私の体験に加えて、以下の研究や公的機関の情報を参考にしています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
・紫苑,(2022)『71歳、年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活』 大和書房.
・心理学用語集サイコタム『リフレーミング』
☞サイトを読む




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