年齢を重ねるにつれて、
家族や身近な人との関係に、
以前とは少し違う違和感を覚えることはありませんか。
子どもの成長、生活環境の変化、立場の違い。
同じ「大切な人」であっても、
関係性が変わっていくことは自然なことです。
この記事では、
アラフィフ世代の著者・ケロロが、
大切な人との関係性が変化したと感じたときに、
日常の中で意識できる考え方や向き合い方をご紹介します。
※内容は、筆者の周囲の体験談や一般的な心理的視点をもとにしたもので、
特定の解決策を断定するものではありません。
ご自身の状況に合わせて、参考として読んでいただければ幸いです。
関係の変化を感じたときに立ち止まって考えたいこと

長く続く関係の中で、
「なんとなくうまくいかないな」と感じるとき、
その理由がはっきりわかる場合もあれば、
自分でもうまく説明できないこともあります。
生活環境や立場の変化、
日々の積み重ねによって、
人との距離感や感じ方が少しずつ変わっていくことは、
50代という時期では珍しいことではありません。
ここで大切なのは、
「誰が悪いのか」を決めることよりも、
今の自分は何に違和感を覚えているのかを
落ち着いて見つめてみることです。
関係の変化を前にしたとき、
すぐに答えを出そうとはせず、
ひとつずつ整理して考えていくことで、
気持ちが整ってくる場合もあります。
そこで次の章では、
大切な人との関係を見直すときに、
無理なく取り入れやすい考え方のヒントを、
順番にご紹介していいきます。
①まずは自分の気持ちを整理してみる

大切な人との関係でモヤモヤを感じたとき、
まず立ち止まって考えてみたいのが、
**「自分は何に引っかかっているのか」**という点です。
相手との関係について考える前に、
- 自分は何が心地よくて
- 何に違和感を覚えやすいのか
- これまでどんな体験をしてきたのか
といったことを、静かに振り返ってみるのもひとつの方法です。
自分の感じ方を整理することで、
「自分自身が変わった部分」 「変わっていない部分」に気づくこともあります。
このブログの共著者であるつきりんが、
自己理解を深めるヒントを紹介している記事もありますので、
よければ参考としてご覧ください。
②相手を変えようとしすぎない

関係性にストレスを感じると、
「相手がこうなってくれたら楽なのに」と思うこともありますよね。
ただ、長く続く関係の中では、
相手を完全に変えようとするよりも、自分の受け止め方を見直す方が現実的な場合もあります。
もちろん、思っていることを伝えること自体が悪いわけではありません。
ただ、「相手が変わることだけ」を前提にすると、
気持ちが疲れてしまうこともあります。
自分がどう関わるか、どこまで期待するかを見直すことも、
ひとつの選択肢です。
③相手の変化を受け止めながら、自分の関わりを見直してみる

長く一緒に過ごしてきた相手が、
以前とは違って見えると感じることがあるかもしれません。
そのとき、
もしかしたら、これまで自分にとって好ましいと感じていた相手の一面が、変化している可能性もあります。
そう考えてみることで、気持ちが少し整理しやすくなることもあります。
一方で、
相手が大きく変わったようには見えないのに、
自分の中で違和感が強くなっている場合もあります。
そんなときは、
自分の関わり方や受け止め方を、少しだけ調整してみる
という選択肢も考えられます。
たとえば、
これまで気になっていた相手の行動を別の視点から捉えてみたり、
距離の取り方を工夫してみたりすることで、
関係の感じ方が変わることもあります。
相手が変わるかどうかに意識を向けすぎずに、
自分が無理なく続けられる関わり方を探してみることが、
関係を長く保つヒントになる場合もあります。
④新しい共通の楽しみを探してみる

長く一緒に過ごしていると、
以前は当たり前のように楽しめていたことが、
だんだん合わなくなってくることがあります。
たとえば、
以前は夫婦でお酒を飲みながら過ごす時間が楽しみだったけれど、
年齢を重ねたり、生活リズムが変わったりする中で、
「前ほど楽しいと思えなくなった」
「正直、少ししんどいな…」と感じるようになった、
という声を聞いたことがあります。
最初は、
「前は楽しかったのに」「自分の気持ちが冷めたのかな」
と、モヤモヤすることもあったそうです。
そんな中でそのご夫婦は、
無理に以前と同じ過ごし方を続けるのではなく、
今の自分たちに合う共通の時間を探してみよう
と考えるようになりました。
そこで始めたのが、
週末に一緒に安いスーパーをめぐって献立を考えたり、
体調を見ながら、近場の低山や散策コースを歩いたりすること。
派手さはないけれど、
「今日はこれ安いね」
「ここ、思ったより気持ちいいね」
と他愛ない会話をしながら過ごす時間が、
今の二人にはちょうどよかったそうです。
以前と同じ形ではなくても、
一緒に楽しめることは、案外身近にあるのかもしれません。
このように、共通の楽しみが少しずつ形を変えていく中で、
「以前とは違うけれど、今のこの時間も悪くないな」
と感じられる瞬間が増えてくることがあります。
そんな気持ちの変化は、相手への見方にも、少しやさしさを取り戻してくれるかもしれません。
⑤感謝の言葉を忘れない

人との関係は、長く続くほど、
「してもらって当たり前」になってしまうことがあります。
家族や身近な人ほど、
一緒に過ごしている時間が長い分、
感謝の気持ちを言葉にする機会が少なくなりがちです。
けれど、日常の中で
「ありがとう」と一言伝えるだけで、
相手との関係性がやわらぐこともあります。
たとえば、
何気ない家事の分担や、
自分では気づきにくい気遣いに対して、
言葉で感謝を伝えることで、
お互いの気持ちが穏やかに保たれやすくなります。
また、感謝の言葉を意識することで、
相手の欠点よりも、
助けられている部分に目が向きやすくなるという面もあります。
完璧でなくても、
特別な出来事でなくてもかまいません。
一日一回、感謝の気持ちを言葉にしてみる。
それだけでも、関係性に小さな変化が生まれるかもしれません。
まとめ
家族や身近な人との関係は、
年齢や環境の変化とともに、少しずつ形を変えていくものです。
その変化に戸惑ったり、
「以前と違ってしまった」と感じることがあっても、
それ自体は特別なことではありません。
大切なのは、
変化を無理に元に戻そうとするのではなく、
今の自分と相手の関係を、静かに見つめ直すこと。
自分の気持ちを整理し、
相手を変えようとしすぎず、
日常の中で感謝を言葉にする。
そうした小さな意識の積み重ねが、
関係を穏やかに保つヒントになるかもしれません。
本記事の内容は、筆者の周囲の体験談や一般的な考え方をもとにしたもので、
すべての人に当てはまるものではありません。
ご自身の状況に合わせて、
「今できそうなこと」だけを、無理のない範囲で取り入れてみてください。
参考にした研究・公的情報
本記事の内容は、私の体験に加えて、以下の心理学の研究や公的機関の情報を参考にしています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
- 日本心理学会.「感謝が生み出す思いやりの連鎖-ヒトを助け合いへと導くこころの仕組み」
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